タイで食事をすると、テーブルに予め置いてあったり店員さんが持って来たりとさまざまですが、決まって「ある形」の調味料入れが用意されます。
それは、こんな感じの調味料入れ。
4つの調味料入れを 1つにまとめてあるタイプのものです。「クルワンプルーン」と言います。4つはそれぞれ
- プリック・ポン(粉唐辛子)
- プリック・ナム・ソム(唐辛子入りの酢)
- プリック・ナンプラー(唐辛子入りの魚醤)
- ナムターン(砂糖)
が入っています。
プリック・ポン、ナム・ソム・プリック、ナンプラー(これは日本でもメジャーなほうかな)は普通に使えそうですが、ナムターン(砂糖)って…何に使うんだろう、とタイに行き始めた当時は思っていました。
タイの女の子と一緒に食事をした時のこと。彼女が注文したのはパッタイ(タイ風焼きそば)。料理が運ばれてくるなり、パッタイにナムターンを「ざばー」…え?え?と思った僕の心境を察してか、その子はニコッと笑いながら「Thai Style!」と言い放ったのでした。「はー…」となんだかポカンとしていたら「タイ人は甘いものが大好きなのよ!」と。
いやいや待て待て。だったら最初から甘い味付けにしといたらええやん…ってことで話を聞いてみると、タイでは料理の味を自分好みにしてから食べるのが一般的なようです。自宅で料理はせずほぼ外食するという食習慣も関係してるのかなー。
僕は今でもナムターンは使えませんが、プリック・ポンとナム・ソム・プリックはお気に入り。スープにもカオパット(焼き飯)にも、もちろんパッタイにも、ちょろっと掛けて「ウマー!」ってなってます。
自分で味を調整する余地がある、というのも、タイ料理の魅力かもしれません。
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