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クレカ付帯保険より迅速! AIU 海外旅行保険のキャッシュレスメディカルサービスを使ってみた

※2016年10月現在の情報です。

タイ旅行の際には毎回、AIU の海外旅行保険に加入してから渡航するようにしています。これまで幸いにも保険を使う機会がなかったのですが、遂にキャッシュレスメディカルサービスのお世話になりました。

保険の有難さを痛感した出来事でした。

最終夜の浮かれ気分をぶち壊す激痛

3泊4日の訪タイ最終夜、明日は帰国日。最後の夜におっちゃんハッスルするで!とか思ってたら、みるみるお腹(胃のあたり)が痛くなって脂汗だらだら。激痛のあまり気を失いそうになりました。

これあかんやつや!と思って旅の相棒 Hさんに電話。事情を説明してホテルの部屋まで来てもらい、今から行こうとしてたゴーゴーとテーメーのパトロールはとりあえず一旦中止をお願いします。

セーフティーボックスから AIU の契約証とキャッシュレスメディカルサービスが利用可能な病院の一覧が書かれた紙、パスポートを取り出して Hさんに渡しました。

「あー、今回は電子契約証ちゃうかったからよかったわー。スマホの中にしか入れてなかったら気失ったら取り出されへんやん…次回からオンラインで契約したときでも電子契約書を印刷してもって来とこ…いやいやそもそセーフティーボックスに入れてたらあかんで!気失ったら取り出されへんし!次回からはカバンに入れとかな…。」とか考えているうちにどんどん痛みが増していきます。

「きゅうきゅうしゃー!」…結果www

心配した Hさんが救急車を呼んでくれるように頼みにホテルのフロントまで行ってくれました。が、フロントの人は「救急車めっちゃ高いからやめといたほうがええよ!」「この病院やったらタクシーで10分かからん。タクシーつかまえたるからそれで行き!」とのこと。ご厚意で言ってくれているのだと考え素直に従います

ホテルの人が「この病院に行き!」と指定してくれたのは、キャッシュレスメディカルサービスが使えて一番近いバムルンラード病院(Bumrungrad International Hospital)

痛みで震える手でバンコク都内のキャッシュレスメディカルサービス提供病院にマルをつけた。ホテルのフロントの人がここに行けとさらにマルをつけてくれた。

幸い、吐き気はなくお腹もそんなにピーピーじゃなかったので、呼んでもらったタクシーで移動。途中、タクシーの運転手さんが「ほんまにここの病院でええんか?めっちゃ高いでここ!」と 3回も確認してきました。最後に「保険入ってるからええねん…。」と答えたら納得してくれました。

「ここは高級ホテルか…?」バムルンラード病院に到着

目指すバムルンラード病院はスクンビット soi 3 にあります。本当に 10分かからずに到着。22:00 過ぎてたのでスクンビット通りもそんなに混んでなかったのが幸いしました。

到着すると…え?これどこの高級ホテル?というぐらいの立派な外観。そらタクシーの運転手さんも金の心配するわ…。タクシーから降りようとしたら車椅子が用意されていて乗せられました(人生初車椅子)。受付は広々して綺麗で、日本の大病院みたいな雰囲気。

これは後で撮った写真。綺麗でめっちゃ広い受付。

ホテルの人が病院に電話してくれてたんかなぁ…とか考えながら車椅子を押されていると、病院職員っぽい人が「パスポートあるか?保険入ってるか?」と聞いてきます。Hさんが AIU の契約証を見せると「オッケーオッケー」的なジェスチャー。そのまま処置室に運ばれました。

通訳を介して治療開始

処置室に入って診察ベッドに寝かされます。看護師さんらしき女性スタッフが 3名。「Are you OK?」などと声を掛けてくれたりして安心します。

しばらくするとインド人っぽい顔立ちのお医者さん登場。まじかさすが国際都市…ってこの感想がザ・日本人やねぇ。

※画像はイメージです。実際はめっちゃ真面目で頭よさそうな顔してました。

まずはアレルギーの有無を聞かれます(「アレジー」って感じで聞こえます)。僕はバファリンを飲むと蕁麻疹が出て発熱するのでバリバリ日本語発音で「アスピリン」と伝えましたが伝わった様子。

手には電話の子機を持ち、流暢なタイ語で何やら話しています。すると別の子機を私に渡してきます。「え?」と思って耳に当てて「ハロー?」と言ってみると…

「ワタシ、〇〇といいます。日本語ダイジョウブです。通訳します。

ええぇぇぇえーー?!なにそれすごい!

目の前のお医者さんと別の場所にいる通訳さんを介して電話で会話。なかなか面白い体験。通訳さんの日本語は問題ないレベル。さすがに通訳さんを介するので会話に時間は掛かりますがちゃんと伝わっている感じ。

症状を伝えると「普通の食あたり。まず痛み止めの点滴を入れる。1時間もすれば痛みが引くだろう。点滴で痛みが引けば問題ないレベル。抗生物質を処方するのでそれを飲めば大丈夫。できたら血液検査をしておいたほうが良いがどうするか?血液検査には 1時間ちょっと掛かる。」とのこと。

どうせなので血液検査をお願いして、点滴を受けました。多分、血液検査は病原性大腸菌とか危ないやつじゃないか念のため調べるんかなー、と勝手に推測しました。

点滴が始まってすぐ楽になってきたので写真を撮る余裕も。

点滴の間も看護師さんがたまに様子を見に来て「Are you OK?」とか聞いてくれるので

ボッペンニャン

と答えたら大ウケでした。

あっという間に楽に…血液検査も異常なし

点滴を受けると、あっという間に痛みが引いて楽になりました。ピースサインで記念撮影するまでの回復ぶり(アホ丸出し)。

血液検査の結果も出て、問題ないとのことで一安心。2時間ぐらいで普通に動ける程度になったので退院です。

受付で保険関係の書類に署名をして、処方してもらったお薬を受け取ります。それぞれの薬をいつ飲めば良いか、丁寧に説明してくれました。

5種類の薬が出ました。後でホテルに帰ってから撮影。

治療費は約 9,000バーツ。勿論、キャッシュレスメディカルなので 1バーツたりとも必要ありませんでした。保険すごい(小並感)。

早速、薬を飲むためにテーメーに直行しました。パトロールも兼ねて。さすがにビールは飲めないのでソーダー(ソーダ水)でしっかり飲みましたよ。

AIU のキャッシュレスメディカルサービスを使った感想

今回、初めて AIU の海外旅行保険のキャッシュレスメディカルサービスを使ってみて「これは頼りになる」と感じました。

まず、治療開始までが早い。クレジットカード付帯の海外旅行保険でもキャッシュレスメディカルサービスが使えるものが多いですが、サポートデスクからカード会社への確認に時間が掛かって(土日は特に注意)、実際に治療が始まるまで時間が掛かるケースが結構あるそうです。今回は保険の契約書を見せたら即、治療開始でした。めっちゃ安心。

あと、これは AIU は関係ないですが…タイの人、いろいろ親切。定宿とはいえホテルのスタッフはすごく良くしてくれました。タクシーの手配とか、病院から帰ってきたら「大丈夫?」って声かけてくれたりとか、ちょっとしたことだけど。看護師さんは愛想よかったし、お薬もらうときの説明は丁寧だし。もちろん僕が「お客」だからというのもあるけど、身体が弱っているときに親切にされると感謝しかありません。

病院はかなりキッチリしている印象。治療費の明細はもちろんのこと…

治療費の明細。しめて 9,264バーツでした。

血液検査の結果も頂けました。

それからこれが一番大事なことですが…治療にお金が掛からなかった、ってこと。タイは医療費が高いとは聞いていたのですが、今回の治療で 9,000バーツ以上するとは思ってもいませんでした。日本円で 30,000円ちょい、別の通貨単位で言うと 3テーメーで 2ゴーゴーですよ!手術が必要!とかになったらこんなもんじゃないぐらい跳ね上がるでしょうし…。

今回は都市部に滞在していて近所にキャッシュレスメディカルサービスの対象病院があった、という恵まれたケースでしたが、本当に大助かり。

海外旅行保険、必ず入りましょう(真顔)

おまけ…原因は何だったのか?

今回の食あたりの原因ですが…多分、適当な屋台で食べたクイッティアオ (ก๋วยเตี๋ยว) です。

基本、旅行中は旅の相棒 Hさんと食事を共にしています。が、今回は僕が昼間仕事のためホテルで缶詰め、仕事が終わってから一人でスクンビット通りをぶらぶらしながら適当な屋台でクイッティアオを食べました。これが良くなかった模様。

美味しかったんやけどぬるかってんなぁ…ほんで知らんかったけどナムトック(豚の血のスープ)やってんなぁ…。

タイに来始めて一度もお腹を壊したことが無かった身としては、良い洗礼を受けました。

まとめ

  • AIU の海外旅行保険、有能。治療開始までが早い。
  • バムルンラード病院、有能。通訳もいて安心。
  • 保険契約証とパスポートのコピーはセーフティーボックス外に置く。
  • 海外旅行保険、大事。出発前、入る、絶対。

病院の情報(住所・地図・電話番号)

病院名: Bumrungrad International Hospital バムルンラード病院

住所: 33 Soi Sukhumvit 3, Khwaeng Khlongtoey Nua, Khet Watthana, Bangkok 10110

電話番号: 02-667-1501 (24時間日本語対応可), 02-066-8888

営業時間: 24時間営業

Bumrungrad International Hospital

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